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「だって何か最近、二人共別行動多いし、さっきも高成彼方のことなんか知らねえって言うし、球技大会の種目も別の選ぶし!!!」
「いや、まあ、そのだな・・・」
なんかスライムから突然クリティカルポイントにサンアタック食らわされた気分で俺が言葉に詰まっていると、
「え、なに君たち喧嘩してたの?」
へー君んちのカレーってウコンの力入れるんだー珍しいね。みたいなレベルのノリで古泉が聞いてくる。
すると俺の頭上で馬鹿にした笑い声を漏らした赤髪くん。
「ハッ、どうせテメーがくだんねーことやって志摩を怒らせたんだろ」
「ちっげぇぇえええし!!!!!俺悪くねぇえええし!!!!」
「やっぱり喧嘩してたんだな!!?なにがあったんだよ!!!!」
「へーどうでもいいけど、それなら早めに謝ったほうがいいんじゃないかな」
「テメーは人の神経を逆なでするのが得意みてえだしな。ちゃんと考えてから謝っとけよ」
「なあ、おれの方からも言っておいてやろうか!!?」
「うっせえええええええ!!!!だから、なんで俺が悪いみたいな流れになってんじゃゴラアアアア!!!」
ダンッ!!!っと机をぶっ叩いて抗議のパフォーマンス。
つーかなんなのこいつらwwwwwwwwwクソうぜえwwwwwwww野次馬根性乙wwwwwwww
俺にいかに非がないか力説しようとした途端、チャイムがなりだす。
キーンコーンカーンコーン・・・・・
教室にホスト教師が入ってくると、バラバラっと席に戻る赤髪くんと古泉。
いまだに心配そうにこっちを見てくるもさ八をガン無視して、俺はヘッドフォンを装着すると現実逃避を図った。
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