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「うはwwwwww緑に囲まれながら食べるペヤング焼きそば超うめえwwwwwww」
屋外の人っこひとりいないようなジメジメした校舎裏にてぼっち飯なうwwwwwww
学校の敷地が無駄に広いおかげでわざわざ便所に行かなくても一人でご飯が食べられるよwwwwwwやったねたえちゃんwwwwww
・・・・・・・・・だからやめろ。
はぁ・・・くっそwwwww麺をズルズル啜りながら大地の偉大さを感じてたら、なんだか目から汗が出てきたわwwwww
つーのも、なぜ俺がこんな陰気臭いナメクジが這いそうな場所で飯を食っているのかというと、
プリン頭と別れたあのあと学食に直行したわけだが・・・・アレだよ。学食に入った時の楽しんご集団の反応。
『あ、安藤君だ。あれ・・・?志摩様と一緒じゃないの?』だの、『あれ安藤くんじゃない?彼方くんいないね・・・残念』だの
挙げ句の果てにお湯を拝借しに行くと、カウンターにいたあのイケメン料理長も『お前今日は相方いねえのか?』
ど い つ も こ い つ も
なんなんだっつーのwwwww俺はアイツのバーターかwwwwwwオマケかwwwwwケータイのストラップかwwwwwwあークソ腹立つ!!
正直、あんな空間で飯なんか食えたもんじゃないわってな感じで、ブラブラ人気のいないところを彷徨っていたら、いい感じに人が寄り付かないような根暗ポイントを発見。そして今に至る。
しばらく校舎の壁を背もたれに、カプヤキソバを長門有希のごとく一定のリズムで無表情にもっさもっさ貪っていると、
上の方で鳥や風に揺れる緑たちとは別の音が響いた。
ガラッ!
「・・・おい貴様。そんなとこで何やってる」
「うげwwwww」
なんとなく見上げてみたら、その開かれた窓から見知った顔がにょっきり生えてきた。
泣く子も爆笑の、超ワガママおぼっちゃまスーパーブラコンぼっち様のジャイアン会長である。
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