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「・・・・オイ」
そして、しばらく漂うタールに鉛玉を練り込ませたような沈黙の中、ジャイアン会長が性懲りも無く声をかけてきた。
「・・・なんすか」
「携帯貸せ」
「ハイwwww?」
突然「てめえラジコン貸せよ」みたいなノリでケータイを要求される。
ケータイ持ってきてねえのジャイアン会長。つーかケータイくらい携帯しろよwwwwなんのためのケータイだよwwwwww携帯するからケータイであって携帯しないケータイはケータイであってケータイでなく・・・ヤベエ何言ってんのか分かんなくなってきたwwwwww
「ケータイがゲシュタルト崩壊wwwww」
「何わけわかんねえこと言ってんだ。さっさと貸せ」
「ちょwwww窃盗禁止wwww」
ジャイアン会長が、胸ポケに入れてipod替わりにしてた俺のIPhoneを勝手にぶんどっていく。
あ・・・つーかそれ、今・・・
「貴様・・・・、電池切れてやがるじゃねーか!!!!」
「うはwwwwwやっぱなwwwwww」
音楽聴いてると激しいんだよwwwww消費がwwwww
「これじゃ使えねーだろ!!」
「つか、ケータイ手元にないなら取りにいきゃいい話じゃないっすかwww」
「馬鹿が、違う!」
「はあ?」
俺がナヌガ?(゜д゜)ってな顔をしてると、イライラしたようにジャイアン会長が続けて言う。
「以前、番号教えろって言っただろうが!もう忘れたのか!!」
「・・・・・・・あ、あー・・・・?」
言ってたっけwwwww言ってたんだろなwwwww最近いろいろありすぎてすっかり記憶から消え去ってますわwwwww
「春樹も会いたがってんだよ。貴様に」
「そういやあれからもう一ヶ月以上経ちますっけwwwww」
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