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▽萌黄輝斗視点▽
フンフン、と鼻歌を歌いながら、通りすがりに挨拶してくれる姫ちゃんたちにひらひら手を振り、学園へと向かう。
今日は待ちに待った球技大会の日だからねぇ~。楽しみ楽しみ。
賑やかに歩いていくみんなを見て、笑みを浮かべて歩いていく。
みんな、オレがメールでバラまいた裏景品の噂のおかげでやる気になってくれたみたいだし♪
球技大会ってなんかいっつもつまんなそうだから、絶対何かしたいなぁって思ってたんだよね。
いやぁ、かいちょーがオレにこの仕事任してくれてよかった☆
そんな最高に気分よく歩いていた、そんな時。
――ドンッ!!
「うわっと!?」
「っ!」
後ろから、誰かと右肩にぶつかる。
思わずその当たった肩から前のめりに躓きそうになった。
「いったー・・・も~誰?危ないでしょ・・・って、かいちょー?」
「・・・会計・・・」
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