11スレ目

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その相手を見てみたらなんとかいちょーだった。 へー、かいちょーがこんな時間に登校するなんてめっずらしー。いっつも騒がれるのが嫌いとか言って、朝はもっと早いのに。 そしてやっぱり周りのみんなが、突然の生徒会長の登場に騒ぎ始めた。 「かいちょーがこんな時間に登校するの珍しいねぇ。もしかして寝坊~?」 「・・・・うるせぇ」 キャーキャ言う姫ちゃんたちの声の中、ニヤニヤしながらからかってみる。 けど、なんかやっぱりいつもと様子が違う。 「・・・あ。そうそう、そういえばこの間たかぽんがさ~」 「――!!?グッ、ゲッホ!!!ゲホゲッホ!!!」 かいちょーをこれ以上からかう気も起きなくて、 なんとなくたかぽんの話題をオレが出した途端、突然咳き込みだしたかいちょー。 「どったの?大丈夫かいちょー・・・っていうか、なんか顔赤くない?風邪?」 「ああ!?ちげぇよ馬鹿!!」 「いやいや、だってどう見てもまっ赤だし」 「やかましいな・・・」 「えぇー?違うんならまさか、かいちょー朝からエッチな妄想でもしてたの~?」 軽くオレが冗談で言うと、かいちょーの顔が一気に首まで赤くなって、 「だっ、黙れえええええ!!!あれは・・・あれは違う!!!なにかの間違いだ!!!!」 今までに聞いたことない大声を上げて走り去っていった。 「えぇぇえ・・・?なにいまの・・・?」 予想外の反応に、目をパチクリさせた。 オレも周りのみんなも呆気にとられてその後ろ姿を見送る。 オレはさっきまでのやり取りを思い出し、なんとなく気づいちゃったかもしれない。 「まさか、かいちょー・・・」 ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
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