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「だってよ!!あの野郎どもが卑劣な真似をしやがるから・・・!!!」
「だから、サッカーの試合でああいうのはよくあることだってさっきから言ってるだろう?まあ、憐を突き飛ばした奴は後で俺も蹴っておいたけど」
「高成いいいいいい!!!みんな一生懸命頑張ってたのに失格なんてひでえよな!!!」
「・・・・・・・」
そのほかの奴らも集まり、一気にギャラリーの増えた2-Bのエリアで騒ぎ立てまくるサッカー連中。
「だいたいあの審判が怪しいっつーの絶対買収されてたって!!」
「蓮見を突き飛ばすなんてあり得ねえよなー」
「つーか俺ら、敗者復活戦に出ても優勝って出来ないんだろ?もう帰ろうぜ」
「まだ諦めるなよ!バスケが残ってるだろ!!」
すると最後のモブの言葉に反応した無駄に暑苦しい男が突然叫び声を上げた。
「そうだ!!まだ諦めるのは早いぞお前らッッッ!!」
でもって俺の前までズンズン歩いてきたかと思うと、思いっくそ俺の腕を引っ張り上げて、強制的に立たせ、
「自ら最前線を志望した安藤を筆頭に、我々が命に変えても優勝を手に入れる!!!!」
「・・・・へ?」
ファッ!?
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