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するとそのギャル男の発言に火が付いたのか、2-Bギャラリーから大ブーイングが響く。
Jリーグのサポーターですかお前らはwwwwwwwww
「へっ、よく言うぜ。さっき手も足も出なかったくせに」
俺の右斜め後ろあたりでクラスメイトのモブ君が挑発するように言った。
いいぞもっとやれwwwwwwwww
確かにあの世紀末リーダーにボール渡しちまえば、あとは安心安全で一気にゴールへまっしぐらだ。
こりゃもう一回戦サクッと終わらせて次にいけそうだな、と俺は完全に余裕ぶっこいていた。
笛の音が鳴るまでは。
ピピッ!!
審判の笛が鳴った。
次の瞬間。
横 を 過 ぎ る 残 像
ボ ー ル が は ね る 音
擦 れ る シ ュ ー ズ 音
―――ガンッッッ
気がついたらあのギャル男がスリーポイント決めていた。
ちょwwwwwwwwwwww早wwwwwwwwwwww
今完全にヤムチャ視点だったんだがwwwwwwwww何が起きたしwwwwwww
チームメイツも完全に目がテンになっていた。
すると、そのゴールしたでさっきよりもドヤ顔2割増くらいになったギャル男が、指でボール回しながらニヒルキャラのように口の端を上げる。
「俺、スポーツはスマートにやりたい派っつーかぁ?おたくらみてーにダッセェの相手にしてらんねえから。そこんとこよろしく」
『よろしく』のとこでチェケラ!みてえな手つきでこっちを指差すギャル男。
うwwwwwぜwwwwwえwwwwwwwwwwwwwなんだこいつwwwwwwwwww
久々に心の底から死ねって思ったわwwwwwwwwww
その大変整ったお顔をタコ殴りにしてアンパンマンにしてやろうかwwwwwwwww
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