第1章

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「いいよ。やろう。」 こいつは渡辺勇介。陸上部のエースだ。大会でもすごい成績を出している。 「でも…罰が…。」 こいつは長瀬美緒。静かな奴で怖がり。 「気にすんな!誰かの悪戯だろ!」 「早くやろうぜ。」 「そうだな!じゃあ出席番号が奇数の奴は隠れろ。学校広いから2分数えるからな!」 「了解!」 「じゃあ始めるぞ!よーい、スタート!!!」 ダァーッ 一斉に奇数の人が逃げる。 この時の俺達は、このゲームが何を示しているのか分からなかった。 このゲームが後に、黒と変わっていくことに。
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