第1章

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「隆に電話してみるか。」 ―「もしもし?」 「あのメール隆の悪戯か?」 「なわけないだろ。俺があんな馬鹿な事すると思うか?」 「ああ。」 「…お前な!ひどいぞ!」 「隆ならやりそうだけどな。」 「あのなぁ…。いくら俺でもあんな馬鹿みたいな事しないぞ?確かにこの間先生の椅子の上にケチャップ塗ったりしたけどよ。いくら何でもこんな馬鹿な事はしねぇよ。」 「先生の椅子にケチャップ塗る事自体おかしいだろ。」 「……。」 「で、つまりお前じゃないんだろ?」 「ああ!信じてくれるか!」 「半分な。」 「なんでだよー。」
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