7人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
「えぇいなにをしている、俗物めっ!」
突然、体育館出入口のドアが開かれた。
そこに立っているのは、紛れも無い、この学校の校長である。
「やはり貴様に任せるべきではなかったな!
おいシャギア!私に話させろ!」
『それでは、ハマーン校長先生のお言葉を一つ、お願いします』
いいのかシャギア先生。
ハマーン校長はギレン教頭からマイクを奪い取ると、ステージ前に立った。
俗物発言をした校長先生が、どんなことを叫ぶのか?
生徒全員はドキドキしながら言葉を待つ。
『皆に言いたいことがある!』
きた!
全員の鼓動が高鳴る。
どんなことを言われても準備OKだ。
どんな準備だ。
『この学校に通う君達を、私は誇りに思う。
これからも頑張ってくれたまえ……』
「「「「「………………」」」」」
予想外のセリフにビックリな生徒達。
「流石ハマーン様!
見事なツンデレでございますっ!!」
マシュマー君が立ち上がり、拍手をする。
なぜか涙まで流している。
『ハマーン校長、ありがとうございました。
これにて朝の集会を終わります』
シャギアの一言が体育館に響き、会は終了した。
その後、ボコボコにされたマシュマー君が保健室で発見されたのは、また別の話……。
さぁさぁ、本編へGOです!→
最初のコメントを投稿しよう!