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その後、オルバ先生は去っていった。
「さて、気を取り直して、取り締まるぞ。
まずはガロード、君はティファと不純異性交遊をしているという情報が入っている」
名指しをされたガロード君とティファちゃんは静かに起立する。
「ガロード……」
「大丈夫だティファ、俺の命に代えても、俺はティファを守ってみせる……」
お互いに見つめ合う二人。
次第に二人は近づいていき、手をぎゅっと握り合う。
「ガロード…、愛してる……」
「ティファ…、お、俺も……///」
「ガロード×ティファ、不純異性交遊は無し、と……」
シャギア先生は二人を無視して紙にメモをする。
二人はまだ、自分達の世界に入っている。
「先生、なぜあの二人は不純異性交遊に入らないのですか?」
クラス委員長のレイ君が挙手しながら発言する。
「あの二人があれから先に進むことは不可能だ」
シャギア先生がきっぱり言い放つ。
「ガロード……」
「ティファ……」
さっきからこれの繰り返し。
なるほど、こりゃ無理だな。
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