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「ほら、早く行きなよラウザ」
「いってらっしゃいラウザ」
皆が笑顔でラウザを送り出す。未来を信じて、戦争の終わりを信じて。
「あ、あぁ行ってくるよ。じゃあまたね皆」
ラウザは、虹助の事が気掛かりではあったが第一に優先すべき戦争の根絶のために旅へ向けて一歩を踏み出した。後は、振り返らず央都を目指すのみ。
「虹助、またいつか会おう」
この願いは叶うのか平和と虹助との再会、どちらが先に叶うだろうか。
ラウザは、どちらの願いも叶えてみせると心に誓うのであった。
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