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日本のとある中学校にて
「へいジョン!」
「なんだいロベルト。」
「俺、歌い手になる。」
「なん……だと?」
刹那、ジョンは震えた。
その震えを生んだのは畏怖か、驚愕か、あるいは歓喜か。むしろその全てか。
ともあれ、ジョンはそのロベルトの発言に衝撃を覚えたのだ。
「ロベルト、それは本気か?お前のようなにわかニコ厨が歌い手……だと?」
「ああ、ジョン。俺は決めたんだ。ついさっきクラス一巨乳の女の子からヴォイドを取ろうとして失敗した瞬間からな。」
「なんでそれがきっかけになったのかはわからんが、歌唱力も人並みかそれ以下の貴様に何が……。
……!!!
そうか!ロベルト、キミはネタ勢に……」
「いーや。俺が目指すのはガッチガチのガチ勢さ。」
「無理だ!いくらお前の地声がアスミスにそっくりだからって、できることとできないことがある!
過去、俺もなんどか投稿したりもしたが、再生数は2桁、コメは「音痴ww」が7つ、マイリスは当然0だった。
……これを聞いてもなおやるというのか?」
「ああ、地声が後藤弱さんにそっくりなお前にそんな黒歴史があるとは知らなかったが……。
俺には勝算がある。
任せろ!」
言うと、ジョンが止めるのも聞かずロベルトは帰宅した。
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