本当のあたし

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部屋を出て数十分、あたしは廊下をウロウロしていた。 もうパーティー始まるかな…… そう思ったあたしは、ホールへ向かった。 ―――――― そして、ホールの入口に着いた所で、あたしはさっきの龍と同じように口を開けた。 「ななななんでこんなとこにいるのぉ!?」 「あら、またすぐ会えるっていったじゃない。」 あたしの目の前にいたのは……椿だった。 椿だけじゃない。悠斗と副会長……じゃなくて啓までいる。 さっきみんなが帰る時、副会長って呼んだら 「呼び捨てがいいかな。」 って言われたから、それから啓って呼んでる。 啓はコッチを見ると、にっこり笑って 「よく似合ってる。可愛い。」 なんて言いやがるから、あたしはまた顔を赤くして 「ふざけんな!!可愛いくねぇよ!」 と何故か悠斗を殴った。 悠斗は頭を押さえながら 「なんで俺……」 って言うから、あたしは思わず謝って、殴った所をさすった。 そしたら何でか顔を赤くした。
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