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外を見ると、龍馬紅が壁にもたれかかっている。
あの時、あの女も同じだった。
呑気に笑って、何もしてないくせに周りには人が集まる。
だから、私が壊してあげなきゃ。
「ちょっと、授業中ですよ!!授業に集中しなさい!」
私は持ち前の演技力で顔を歪める。
「すみません……少し調子が悪いので失礼します」
と言って私は教室を出た。
「あの子最近調子悪いわね……誰か、何か知らない?」
「さぁ……花宮さんと私達は話した事がないから……」
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