camellia

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誰も話すことなく、沈黙。 するといきなり花宮さんが起きてきて、真希と淳にビックリしてたけど、帰ると言って、ふらふらと出て行ってしまった。 真希と淳は花宮さんが帰るまで静かに睨んでいて、少し怖かった。 しかし帰ると二人とも普通に戻り、龍と雑談をはじめた。 そのうち龍は勝手にリビングから出て行き、自分の部屋からゲームを持ってきた。 淳と真希もゲームに興味深々で、二人でやるゲームだからとじゃんけんを始めた。 そして、真希が勝ったらしく、淳はブツブツと文句を言いながらあたしが座ってた椅子の机を挟んだ向かいに座った。 「……花宮さんってさ」 「俺がやりたかったのに……なんだよ?」 真希の方を見て、ブツクサ言ってた淳があたしの話に耳を傾けようと、コッチを向く。 「花宮さんってさ、昔椿と何かあったの?」 そう言った瞬間、ダルそうな顔してた淳は急に真剣な顔になった。 え、なに? 「……花宮はな、妬んでるんだよ 「妬んでるって……椿を?」 淳の真剣な声に釣られて、あたしも真剣になる。 「椿って言うか……綺麗な人を?」 は? 淳の言ってる意味が解らない。 確かに椿はめっちゃ綺麗だけど…… 「そうそう、自分が綺麗だからってね。皆が自分以外の所に行くのが気にくわないんだよ」
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