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私が目を開けたら、そこにはいかにも優しそうな好青年と顔から血を流して倒れてるさっきの男子生徒が見えた
いくら馬鹿な私でも助けてもらった事くらい理解出来た
陽菜『あの……ありがとうございます』
??『あぁ、礼にはおよばんよ。ほな急いどるから!!』
陽菜『え!!ちょっと!!』
行ってしまった...
風??いや嵐に近いぐらいの呆気なさに、今のあたしの状況さえ忘れて座ったままぼーっとして、気付けば先生やら生徒やらが騒ぎ立て野次馬が群がっていた。
今思えば、あれが全ての始まりだったのかもしれない
私と"君"の運命はこの瞬間に方向を変え、今の私たちに導いてくれたのかもしれない
でもこの時のあたしは、"君"の事を一週間もしないうちに忘れてしまってたんだ
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