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「助ける方法一つだけあるよ」
「本当か!?」
「君があの世界に入って彼女を手助けし、共にクリアして帰ってくるんだ」
「……」
…そうか、その方法が……でも
「俺…空野より弱いんだぞ?」
「彼女より弱い?選ばれし君が?」
……選ばれし…?何言ってんだコイツ…
「君はあの刀に選ばれた。弱いはずがない」
「なに言ってんだよ?」
刀に選ばれたァ?
「君があの世界を救い、人々が救うんだ…」
「ちょっ待てよ!なんか規模が増えてねェか!?」
人々…世界を救うって!
「いずれにしろ君は行かないといけない…そうだろう?彼女を救わなきゃいけないんだから」
「……ああ…」
「やり方は簡単、3D眼鏡をつけて映画を見ればいい」
言われた通り恐る恐る眼鏡をつけてゆっくりと振り返る…
この時、何故気づかなかったんだ
青年が…悲しみを帯びた目で俺を見て、映画を見ていたことを……
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