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「ポップコーンLにフライドチキン二つとフライドポテトがM一つでコーラLL……食い過ぎじゃね?つか金使わせ過ぎ!」
「うっさいなぁ…つかそーいう言い方やと全部ウチが食っとるみたいやんけ!」
「そうだろ実際!」
両手にフライドチキンとポップコーンを抱えるコイツを横目で眺めながら座った。…丁度いいとこだ。最悪な場合は前になるからな
前だとアレだ、首が痛くなる
「始まるまであと20分やなぁ」
「10分前でCMとか注意事項とかだろーなぁ~っ」
「…もう欠伸しとるし…寝たらブン殴るで?」
マジか。じゃあ死ぬ気で起きとかねーと!
「ん?」
「どないしたん?」
「え、ああ…いや別に…」
「……?」
アレ?でもやっぱ気のせいじゃない…俺と対等に髪が真っ白な青年がこっちを下から見上げてる…?なんで?
「派手な頭やなぁ」
「ばっ、声デカい!相手に聞こえるだろ!?」
「聞こえたってええんちゃう?」
…いやダメなんじゃね?
つかまだこっち見てるし…俺なんか変なのか?いや、もしかしたら俺じゃなく後ろの連中を見てるのかもな。
一昔前のヤンキーというのか?モヒカンだし、坊主だし…
「なに見てやがんだ!?」
「ああん!?」
「すっすいません…」
に…睨まれちゃった…
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