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「ねえ」
「…!え、あっおれ?」
「そう、君」
後ろのモヒカン達にビビりながら振り返ればいつの間にか近くにいたあの白い青年にビクゥッと反応してしまった。隣(空野)から痛い視線を感じるが無視しよう
「な…なんか用すか?」
「君に…いや君達に忠告しとく」
「「…?」」
「この映画は見ない方がいい。とくに3D眼鏡ではね…」
「はあ?どーいう意味や」
俺らは座ってる為目の前に立つ青年を自然と見上げる形になっているんだが…怪訝しく眉をひそめて睨みあげたのは空野。俺は間抜けな表情だと思う
「そのままの意味だ。死にたくない、もしくは誰かを殺したくなければ今すぐ映画館から出て行くといい」
…それだけ言って出て行ったのを呆然と見送った
「なんやアイツ。訳のわからん奴やな」
「オイなんかヤベーんじゃねーの…見るのかコレ」
「当たり前やん!楽しみにしてたんやで?見るに決まっとるやろ」
機嫌悪そうにムッとした表情になったのを見て目を伏せた
ホントにいいのか?コレを見て…なんだか……危ないことになるんじゃ…嫌な気がする…
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