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ウチは東雲日和、今日から中学二年生なんだよね…
一年の時は親友の鏡花[キョウカ]と同じクラスで馬鹿やったりしてたんだけどー…
『今回はそうゆう訳にはいかないか…。』
クラス発表の紙には別々のクラスの所に名前が書いてあった。
鏡花は7組でウチが1組。
がくりと肩を落とした。
「あ、日和ーっ!何組やった?」
鏡花のしゃべり方は独特で少し訛りが入っている。
『ウチは1組だったよー…今年はクラス離れたねぇ』
「だなーっ!喋り相手見付かるか不安やし…」
鏡花は困ったように笑って言った。
『まぁ、大丈夫大丈夫!とりあえず教室行こっ?』
ウチは明るく言った。
本当は嫌だった、離れるのは不安だったし一緒に居れないのも嫌だった。
「せやな、うじうじしたって何も始まらんしな!」
鏡花は土間の方へ歩き始めた。
どんどん離れて行ってしまうのが辛くて、その後をすぐ追い掛けた。
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