あ、どうも。

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「普通じゃない?人がいたから挨拶する、これ基本だよ。」 俺のこの発言に少し目を見開いた男はとん、と上から飛び降りてきた。 「…ふーん、そっか。」 「うん、そうだよ。」 本当は言わずに立ち去ろうという心もあったけど。最終的に選んだのはこっちだから、言わなくてもいいはず。 その考えがあったということは、想像している現代っ子日本人に歩も入るということに、本人は気づいていない。 男は俺をじーっと見つめて左目を瞑った。
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