あ、どうも。

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「お前、面白いね。」 口の端をわずかに上げてそう言ったこの男、そうとうな美男子だ。 俺は線が細いから、こんな健康的な背の高い男に憧れる。 強く吹く風にあてられて髪はぐしゃぐしゃなはずなのに、それさえも似合っている。 (ウルフ…、) 「オオカミ。」 男が言った言葉にびくっと体が震えた。 もしかして口に出してた?と思って慌てて顔を見やる。
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