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タッ。
静かに降り立つ三人。目の前には、倒れる少女。そして、心配そうに彼女を、見つめる少年。倒れる少女の横、泣く少女のような、少年。
「ダリア・・・」
泣く、ケイトは呟きにもならないほど、小さく、小さく、呟いた。
三人は彼女らに近寄る。
メルが、ダリアの横に立った。
「ファイアボール」
メルが、火の玉を、放った。・・・ダリアへ、一直線に。
「なっ!」
泣く、ケイトは顔を上げた。
無抵抗。さらに、意識不明。そして、倒れているのだから、反応不可能。そんなダリアに・・・メルは、なんの躊躇もせず、火の玉を、放った。
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