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ガタンゴトン…
ガタンゴトン…
電車で学校まで1時間弱。
今日は入学式。
華々しい高校生活。
いや、むさ苦しい男子高校生活が始まると考えるとゾッとする。
門を通り、自分のクラスを探す。
クラスは1年D組。
機械科。
あぁ、ここか。
ガラガラ…。
先に着席している奴らからギラギラと視線を向けられた。
何やねん…
敵対心丸出しやんけ。
これから三年間一緒のクラスメイトやで、仲良うしようや。
そう思い、俺は着席した。よりによって真ん中の一番前か…最悪!!
しかも、何この空気?
シーンと静まり返る空気が目茶苦茶重いんやけど?
そんなこんなで全員が集まり、担任も来る。
「え~…私は平本や、これから三年間宜しくな」
短い自己紹介が終わり入学式へと向かった。
そして入学式が終わり、ホームで電車待ち。
「おぅ!田場」
後ろからハイテンションで俺の名を呼ぶ奴。
そいつは山田。
背は低く
テンションはウザいくらい高い奴。
そして…ホラ吹き。
山田は同じ中学から同じこの学校に入学した。
クラスも同じ。
「てかさー!あのクラス何なん?めっさ重なかった?ワハハ♪」
耳が痛くなる叫ぶような言い方。
しかも笑う所か?
「たばち♪」
「あっ!マツ」
更に後から松本が来る。
通称 マツ。
小5から同じで
クラスは普通科。
見た目共に控え目な奴。
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