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機械音声による始まった恋武バトル 制限時間は30分 その制限内に勝負が決まらなかったら、申し込まれた側の承諾がない限り再戦はない。 つまり申し込んだ側は条件内容と制限時間オーバーにより再戦が悪ければ、完全な一発勝負である 今回の恋武バトルは その一発勝負になるだろう つまりいくら能力が強くても 制限時間オーバーされたら…… 「恋武バトル終了!!!!!」 「…………えっ?」 ちょっと目を離した隙に いつの間にか終わっていた 勝利したのは女子生徒 どうやら一撃で終わったらしい 「よわっ。 誓約通りに二度と私の前に現れないでね」 「………く、くそ………」 崩れ落ちる男子生徒に興味がないように立ち去る女子生徒 先生達はすぐに機材を片付け 男子生徒はその場に残り 全員がその場を去った これが恋武バトル 恋する超能力達の壮絶バトル 「こっちも終わったぞ!!!」 どうやら2つめの 恋武バトルが終わったよう それも申し込んだ側と申し込まれた側が笑顔でいたのだ これは両想いの場合 申し込みと決闘理由と誓約と条件さえすれば、申し込んだ側が「ワザと」負けても問題ないのだ。 さすがに負けの条件で「負けても付き合う」などはバトルとして成立しないためダメだが…… この場合になると先生達にとっては計測がキチンと出来ないため、不機嫌な表情のまま校舎へ戻る こういう恋武バトルは 生徒にとっては理想だが、政府にとっては面白くないだろう
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