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「それじゃ早くご飯食べてね♪」 トタトタと階段を降りていった妹は新城 奏(シンジョウ カナデ) 中学2の割には身長は小学生で、精神年齢も小学生並み いつも甘えてワガママで俺にベッタリな妹 だけど妹は俺が持っていないものを持っている。 2000年以降 それ以降に生まれた子供達に 超能力を携えていた しかしその能力には「条件」がある。 「恋愛」 超能力を使うためにはまず恋をしないといけないのだ。 まあ恋をするなんて 意識して出来るものではないから 未だに俺は能力は持っていない。 そして妹は…恋を、している。 う~ん、なんかイヤな気分だがアイツが能力を手にしてからさらに笑うようになったからな…… 「……なに、考えてるんだ俺は……」 ため息をつき、制服に着替え 妹の能力により燃えた布団を見て一言 「……ハァ、ついてねぇ……」 今日は4月25日金曜日 なんだか嫌な予感がする1日になりそうだ
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