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予鈴の鐘が鳴る。 木田西高校の校門を誰もが走り抜けていく中、淡々とした顔で歩く生徒がいた。 鬼塚紅太。 その目付きは鋭く、逆立った赤茶色の髪の毛が印象的だ。 そんな風貌や名前もあってか、彼はこう呼ばれていた。 赤鬼と。
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