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「あいつ?…あー、あの子か。バカ、今から持ってたら腐るぞ?」 「保冷剤入れてきたから大丈夫だよ。それに今日は午前授業だしな」 来月の文化祭に向けて、企画をする日だという。 もっとも、紅太達には関係の無いことだが。 「てことは、それ…手作りケーキか!?うあーっいいなー!たまには俺にも作ってくれよー…」 「気が向いたらな」 昔からお菓子作りは得意だった紅太。 しかし、鬼太郎には一度も食べさせたことが無かった。 「そう言っていっつも作ってくれねぇんだよなぁ…」 そもそも、なぜこの2人が仲良くなったのか。 それは、2人が中学生の頃だった。
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