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それからも、何か 事ある毎に笑う不思議生物歩に振り回される
「もう、だからーーー」
俺が、しゃべれば ケラケラと可愛い声で笑う
「僕に、敬語使おうと話すから変になるし 僕にサンなんて良いよぅ」
んな事言われたかて・・・あの人、頭のプライベートスペースに入ってる人間・・・んな訳いかへんやん。ぶつぶつ口を尖らせる
そんな俺を見ながら楽しげに笑う その顔は 俺が見た中で一番整った顔やって思う
「だいじょーぶ。ね?呼んで?」
目の前にツイッと出された どアップの整った顔に顔が熱くなるのが わかれば、歩が再び ふふふふ。と楽しげに笑い出した
「笑わんといて下さい」
「だって、自分でも納得いかないから日本語変になるんじゃないのー」
「なっ・・・」
「僕、どー見ても駿よか年下じゃん」
そうだ、歳は確かに聞いたけど・・・聞いたけど・・・どう見ても身長だって、ソレ 子供料金やんな?な低さで、常に下から見上げられているし行動だって お前 どう考えても おかしいで!な奴
「呼んで?あ、ゆ、み♪」
はぁ・・・とわざとらしいくらいの大きな溜息をついて ボソリと言ってみる
「なぁにー、聞こえなぁい」
また、めっちゃ どアップ!ヤメテっ、んな綺麗な顔 目の前で見るの俺慣れてへんからっ
堪えれんからっ
「歩」
歩が、キャッキャ 何が楽しいのか笑っているけども それが楽しそうで、まぁ いいか・・・と食事のまだ入っている食器達をトレイに載せて俺は部屋を出た
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