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凛とした姿に目を奪われた
だが一つ気になる事があった
楓部長は髪が長い
校則違反なのでは?と思うくらい
時雨先輩に聞いてみるとなんら問題ないらしい。
ここの大学は著しく変な格好をしない限りは自由なんだとか
まぁ大学だから当然なのかもしれない
「まずは袈裟切り、逆袈裟、唐竹から練習するといい」
人の形をしたサンドバックに斬り方の練習をする
長い武器の為か上手く取り回しが出来ない
「政宗、あたしと同じ動きをしてね」
時雨先輩のマンツーマンの指導が入った
マンツーマンの指導で今日は終わった
「政宗」
「はい」
「今日はどうだった?」
「正直…想像以上に大変でした」
「素直な感想でよろしい。たしかに大変だ。だがそこで逃げたらそこまでの人間にしか過ぎない。大学で学問は学べても武術を学ぶ人は少ない。だからこそ入部した君には文武両道をめざしてほしい」
「はい…」
「私を裏切らないでくれよ」
楓部長は肩を軽く触ると帰っていった
なぎなた部での生活が始まった
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