"誰"ですか?

4/28
前へ
/84ページ
次へ
受験に合格した夜。 わたしは母の言った"お祝い"に感嘆の声をあげていた。 「おいしいよ、コレ!すっごくおいふぃ!これも、ふほふほいふぃ!」 口にご馳走を詰め込み、もはや何を言っているのかもわからない。 「そんな慌てて食べなくていいから、もう…そんなに言われるとお母さん、嬉しいなぁ!」 母は微笑みを浮かべてわたしを見つめていた。
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加