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「諏訪先生って諏訪鷹光(タカミツ)先生のことかい?」
「はい。そうです。私もそう伺って参りました。」
すると由は困ったように視線をさまよわせ一つ大きなため息をついたが、覚悟したように青葉に視線を合わせた。
「諏訪先生はな、殺されたんや。」
「え……。」
「ついこの間、そやな5日前くらいや。ひどい有様だったみたいでえらい騒ぎやった。長州の浪人にやられた聞いたで。」
「……長州。」
小さくそう呟くと青葉は強く自分の手を握り締めた。
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