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｢こっちからいくで｣
そう言ってまずは真通が手にしたばかりの魔武器を二丁拳銃の要領で構えて魔力弾を乱射する
さすがに素人が撃った弾なので10％も狼の場所に飛んでいっていない
狼の方もほとんど動かずに飛んできた弾だけをよけていく。余裕そうだ
因みにあらぬ方向へ飛んでいった魔力弾は全て、俺が結界で防いでいるので被害の心配はない
魔力弾の乱射が無意味だと判ると真通は魔武器の構えを替えた。銃の持ち方から逆手持ちにして狼に対して一気に距離を詰めた。接近戦に切り替えたようだ
その走る姿勢は相当低く、まるで獣が走る姿のようだ。流石は獣人と言ったところか
逆手に持った魔武器のナイフ部分で狼に斬りかかる。狼はその連撃も苦もなく避けていく
｢あーもー！当たらん！ほならこれやったらどうや！｣
ヤケクソか？あの武器にそれ以上の攻撃方法なんてなさそうに見えるが･･･
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