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その頃、近くの山のなかを走り抜ける一台の車がいた。
「ふぅ、死ぬかと思いましたね」
「…それは主犯のお前が言えた事じゃないだろ」
「え~~そんな照れるなぁ」
「誉めてない!」
「そっそんなに怒らないでよ」
「ったく、早く帰るぞ。こっちは朝から運転しっぱなしなんだよ。それに
政府の奴等にも待ち伏せされるし…堪ったもんじゃない!」
「は~い了解しましたよ、隆志さん」
「…はぁ~」
「もう…いつもノリ悪いなぁ」
「俺は疲れてんだ。後、そのキャラ止めろ。皆の前じゃ威厳があって『大元帥-トップ-』に相応しい人なんだが」
「あれは作ってるからですよ。毎日やったら堪えますよ。
だからこれでいいんです」
「あぁ、もう分かったから静かにしてくれ」
「はい、大人しくします」
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