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「靴履く時さ、履けそうで履けない時って何だか焦らされてるみたいで良くない?」
「そーですね。」
「べ、別にやましい意味何かじゃ無いんだからね!!」
「そーですね。」
「……何か素っ気なくない?」
「そーですね。」
靴を履き終え不満そうな顔を浮かべながら文句を言う忠治
ちゃんと考えて言葉を返そうとするのだが、考えてた言葉と出て行く言葉が何故か違う物になっていく。
「お前はさ……好きな人とかいないの?」
「何でいきなり私の話し?」
「いや、お前綺麗で可愛いのに彼氏とか出来たこと無いじゃん。
何で作ろうとしないの?」
「別に良いじゃん。忠治には関係ないし。」
「関係無いとか傷付くんですけど!!
仮にも幼なじみ何だからちょっとぐらい教えてくれたって罰当たんないぞ?」
「絶対にヤダ!!」
「いいから教えろって!!……ひょっとして、お前の好きな人って国……」
「あーうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!
もういいからさっさと告白して身投げでもしてきやがれ!!」
「既に振られて自殺する前提じゃねぇか!!
お、おい、ちょっと待てよ!!」
玄関にいて騒ぐ忠治を扉を開けて外へと押し出し扉をしっかりと閉めてから鍵を閉める。
しばらくは玄関の外で騒いでた忠治もしばらくしたら告白に行ったのか静かになった。
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