こくはく

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「桃香ダメ!! 絶対に開けちゃダメだよ、開けたら呪い殺されるから。」 「えっ、誰に!?」 「あたしに。」 「お前かい!! 何で家の来訪者のことであんたに……あれ?」 ちっ、気付かれたか。 「………そう言えば忠治ってさ、さっきあんたの家を出て好きな女の子に告白しに行ったんだよね?」 「いや、違うよ。 地球に生息する伝説のツチノコを捕まえに出かけたの。」 「そしてあんたの家からここまでの時間たいも大体合ってる……」 「桃香!! その扉開けたら後悔するから、私に顔向け出来なくなるからね!!」 「………別にいいよ、だってもう当分合わないじゃん。」 「…………えっ?」 「彼氏出来たら誰が傷付いた女だらけの温泉旅行何か行くかぼけ!!」 「ね、寝返ったわね桃香!!」 「フヒヒヒヒヒヒ 待っててね忠治!」 「桃香ー!!」 遠ざかる桃香の声 まさか、まさか桃香に告白しに行っただ何て…… あんな女の何処がいいんだろ……巨乳で髪サラサラで、身長小さくて可愛くて…… くそ、欠点が見つからないのがムカつく ……よし、今から桃香の家に行って祝福してあげよう 決して忠治を一回ひっぱたこう何て考えてはいない、でもとりあえずは布団叩きを持っていこう 万が一のためにね 万が一桃香の周りを蠅のように飛び交う虫が現れた時ようにね
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