こくはく

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電話はまだ繋がってはいるが、桃香の声は無く周りの友達の笑い声のみが聞こえてくる あの野郎ハンズフリーで私に生の告白を聞かせるつもりとは…… 許せん とりあえず桃香の家に向かおう 部屋の窓の鍵を閉めて、桃香の元へ向かう為に靴を履き勢いよく扉を開け一歩踏み出しそして、そして……… …………何かに強く抱きしめられた。 「えっ、何何何何何何何何何何何何!?」 「あぁ、俺。」 背後から聞こえる声はさっきまで私の部屋にいた温かさ滲み出る男の声 忠治だ 何で忠治がここに!? 頭の中ではダイパニックが起こっているが、周りは平常通りの時間が流れている とりあえず分かる事は、今忠治がここにいると言う事実 「……桃香の元に行ったんじゃないの?」 「ううん、ずっとここで待ってた」 「私さっき一応あんたがいないか確認したつもり何だけど……」 「歩伏前進してた」 普段ならツッコミどころ満載でツッコミをいれたいところだが、今はそんな余裕ない 忠治に抱きしめられてる!!……何で? 「まさかもう振られたから慰めて貰いに帰ってきたの?」 「違うよ、まだ告白してない」 「男ならさっさと告白してきなさいよ!!」 「………き…」 「…………えっ?」 「好きだ…美紗貴」
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