2人が本棚に入れています
本棚に追加
その5分後……
桃香の住んでるマンションに着き今はひたすら中の様子を伺う
どうやらまだ戦争は起こってないらしい……間に合った!!
勝利の笑みを浮かべながら、ゆっくりと桃香の部屋のチャイムを押す
ピンポーン
ふふふ、さぁてみんな部屋の前で俺が仁王立ちしていると知ったらどんな反応するかな
おっと、足音がバタバタと慌ただしい……と思ったら何かドライヤーの音が……
「桃香、今から化粧何て間に合わないからさっさと出なさい!!」
「やだー、せっかく忠治に告白されるのにスッピン何て神が許しても私が許さないもん。」
えっえっ何?
忠治?告白?
扉越しに聞こえた不穏ワードに思わず顔をしかめつつ再びドアに耳を傾け会話を確認する
「ねぇねぇ桃香、本当に今チャイムを鳴らしたのは忠治なの?」
「うむ、間違いない。美紗貴の家からうちまでの時間を舐めるように計算した結果ドアの外に立ってるのは間違いもなく忠治だ!!」
「そうだといいけど……またどうせ八木とかじゃないの?」
「いやいや、有り得ないから。忠治以外に有り得ない。むしろ忠治以外だったら……」
「「「忠治以外だったら?」」」
「運転手さん、東京湾までお願いします」
「「「最悪な状況だ!!」」」
何だか中が騒がしいようだ。
…うむ、とりあえずだ
紹介遅れました
おれ八木です。
最初のコメントを投稿しよう!