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「いや、絶対にする
今回だけはどうしても自分から相手に想いを伝えたいんだよ。」
「口は災いの元。」
「これから告白なのにどうしてそんな酷い事言うの!?」
家主の前で堂々と引き出しを漁ってる馬鹿にだけは言われたくな………ってそこは開けちゃダメ!!!
慌てて止めようと足にぐっと力を入れて立ち上がろうとするが忠治はもうタンスに手をかけている!!
間に合わない!!
かくなる上は……
「秘技!!
茶舞台返し!!」
「なぬっ!?
ぬはは甘いわ小童!!」
引き出しにあてていた手を瞬時に引っ込め180°回転して戦闘モードへ
まずは落ち着いて湯のみの回収。右手で優しく湯のみ二つを迎えいれる
何て器用な!!
そのあとはミカンの籠に入ったミカンだ
幸いミカンの量が少なく小指に籠を引っ掛けた後に全ての指をフル回転
ミカン3個の回収にも成功
余裕なので飛んできた和菓子も口に入れてしまう余裕っぷり
「お前の攻撃は全て見切ってやったぜ!!」
「いや忠治……肝心な茶舞台が………」
「「あ…………」」
忠治の姿は茶舞台により見えなくなり鈍い音だけがその場に残った
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