馬×苺

3/7

377人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
"あのねぇ、 この雰囲気の中で抜けるなんて無理だろ?" そう送り返せば、すぐに返事がきた。 "ってことは、抜けたくないわけではないんだよね?" 涼「・・・」 確かに、抜けたくないわけではない。 こんなピリピリした雰囲気の中にいるなんて、そろそろ限界だった。 だから俺は裕翔くんの方を見てこくりと頷いた。 裕翔くんは"分かった"とでも言うようにニヤリと笑う。 …何だか、嫌な予感がする。 裕翔くんがあの笑い方をするときは、大抵何かを企んでいるときだ。 すると案の定、あいつは馬鹿な行動に出た。 .
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

377人が本棚に入れています
本棚に追加