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裕「先生!!」
あいつのよく通る声が、教室に響いた。
裕「涼介の顔色が悪いんで、ちょっと保健室連れてってきます」
...は?
俺かよ。
みんなこっち見てんじゃん。
最悪だ。
バレバレだろ、普通に。
先「おー、大丈夫か?
勉強ばっかで疲れてんだろ。
中島、頼んだぞ」
裕「はいはーい
任せといてよ」
"ほら、行くよ"
と腕を捕まれる。
涼「ちょっ、」
ずかずかと迷いもなく歩いていく裕翔くんに、ただ俺は引っ張られるだけ。
ほんと、変に行動力がありすぎて困る。
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