苺×馬

2/4

377人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
何気無く、 ほんとーに何気無く いきなり君に抱きついてみた。 涼「ゆうと…?」 裕「...」 何気無く。 何気無く…? いいや、違う。 俺の心が…体が、 君の温もりを求めていた。 涼「今日は甘えたさん?」 裕「...苦しいよ、」 君が好きなんだ。 涼「え、?」 君が俺の隣にいて、 幸せそうに笑っていて、 不満なことなんて一つも無い。 なのに、苦しい……。 裕「夢…」 涼「ゆめ…?」 君が首を傾げると、 俺はゆっくりと頷く。 夢を見た。 恐ろしい夢だった。 今の俺には、一番辛い夢だった。 裕「やまちゃんが、俺の前からいなくなっちゃった…」 口にした瞬間、 俺の視界が滲む。 ただの夢なのに、 鮮明に覚えている。 .
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

377人が本棚に入れています
本棚に追加