まさかの展開

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「終わんねぇよ…」 レッドは、引越し作業を止めて地面に寝転がりこんだ。 「やっと半分だな」 ブルーは、頭に巻いたタオルを取る… 「なんで、終わんねぇんだよ」 「レッド…お前が、ケチケチして引越し作業員を一人しか雇わないからだろ?!しかも…バイトの作業員にあんなムチャぶりして…あいつは、お前のパシりじゃないんだよ」 昨日から…レッドは、アルバイトの作業員をパシらせてパシらせてパシらせていた。 初めは、抵抗をしていたアルバイトも…縄で縛られて体中を鞭で調教されていた。 「ひぃ~助けて」 の声が、レッドからしたら…快感でしかなかった。 (注意:この様な暴行は、本当は許されていません。レッドとは、ヒーローです。) 「アルバイト…もう来ないぞ」 「なんでだよ!!」 レッドは、純粋にわからなかった… 「レッド~!!ブルー!!」 トイレに行くと言ったまま4時間、帰って来なかったイエローが帰ってきた。 「お前は、どんだけ…サボってんだ?!」 レッドは、角材でイエローを殴ろうとする…。 「同じ手は…くらわないよ」 イエローは、レッドの横振りの角材を伏せて避ける… 「へへへ…元々お前なんか狙ってねぇよ!!」 後ろのブルーを狙っているであろうレッドが横振りの勢いで振り向くと… ブルーは、お寿司でよく付いている魚型の醤油を構えていた。 「醤油クラッシュ!!」 レッドの両目に綺麗に醤油が入る。 「ぎゃ~!!お目がぁ~目ぇ~!!」 地面をグルングルンとレッドが転げ回る。 「で??どうしたんだ…イエロー!!」 「うん。それがね…」
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