0人が本棚に入れています
本棚に追加
ここは魔法と科学が存在する世界…。
そこに新たな命が産まれようとしていた。
数時間かかっている。
明らかに長すぎる、体力を、精神を保っていられるのが不思議なくらいだ。
これが母の力なのだろうか。
そして…
産声が2つ鳴り響く。
傍で見守っていた男は歓喜の笑みを浮かべた。
「無事に産まれたぞ…しかも双子だ!!」
母は疲労しきっていた
「えぇ…本当に…良かっ…」
母の体から力が抜けていく。
完全に体力の限界を超えていた。
「アズハ!?アズハァアアア!!」
そして2つの命と引き換えに、母の命が途絶えた
……………
男は歓喜の、悲しみの涙を流した。
最初のコメントを投稿しよう!