プロローグ

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玄関を出て深呼吸をしてみる 夏の季節特有の湿気が混じった空気が身体に染み渡るような気がした。 それから歩み始める。 周りには誰も居らず、自分の足音と雀の囀りだけが聞こえる。 いつもと同じだ。 <同じ> 平々凡々なことは結構な幸せなのだろうが私にはつまらない毎日にしか感じることが出来ない。 「…はは…淋しい奴……」 そう呟いて歩く速度を速めてみる。
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