プロローグ

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ひとりの少女が、輪の中からおもむろに立ち上がった。 「カレシに呼び出されたから行ってくるわ」 「マジ?」「前の合コンのオトコ?」「あの大学生っしょ?」 他の少女たちが質問責めにする中、彼女はそれを軽くあしらい、歩き出した。 彼女の瞳には、吸い殻を捨てたサラリーマンが映っていた。
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