鞠の大晦日

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―それは、とある年の瀬の話…… 鞠「みつなり!あそべ!!」 三「…書物を読むので忙しい。後にしろ」 鞠「ぶー!つまんないぞ!」 三「俺の知ったところではない」 鞠「ぶー…いいもん、さこんにあそんでもらうもんっ」 鞠「さこーん、おれがあそんでやってもいいぞ!」 左「すまんな。今忙しいんだ。遊んでほしいなら殿にでも」 鞠「しょもつをよむからいそがしいといわれたぞ」 左「あの人は……;;」 鞠「だからあそぶんだぞ」 左「……鞠、もうすぐ新年なのは知ってるだろ?」 鞠「しってる!おとしだまとおもちのひだろ!!ふふん、おれだってしってるんだぞ」 左「あながち間違いではないが(苦笑)……その、新年を気持ちよく迎えるために掃除をしてるんだ」 鞠「ふーん」 左「そうだ、鞠も一緒に掃除するか?そしたら暇しないだろ?」 鞠「えー…」 左「殿もきっと褒めて下さるだろう」 鞠「…みつなり、うれしくなる?」 左「あぁ」 鞠「…!!おてつだいするんだぞ!おれだってそれくらいできるんだからな!」 左「はいはい」
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