7人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
―それは、とある年の瀬の話……
鞠「みつなり!あそべ!!」
三「…書物を読むので忙しい。後にしろ」
鞠「ぶー!つまんないぞ!」
三「俺の知ったところではない」
鞠「ぶー…いいもん、さこんにあそんでもらうもんっ」
鞠「さこーん、おれがあそんでやってもいいぞ!」
左「すまんな。今忙しいんだ。遊んでほしいなら殿にでも」
鞠「しょもつをよむからいそがしいといわれたぞ」
左「あの人は……;;」
鞠「だからあそぶんだぞ」
左「……鞠、もうすぐ新年なのは知ってるだろ?」
鞠「しってる!おとしだまとおもちのひだろ!!ふふん、おれだってしってるんだぞ」
左「あながち間違いではないが(苦笑)……その、新年を気持ちよく迎えるために掃除をしてるんだ」
鞠「ふーん」
左「そうだ、鞠も一緒に掃除するか?そしたら暇しないだろ?」
鞠「えー…」
左「殿もきっと褒めて下さるだろう」
鞠「…みつなり、うれしくなる?」
左「あぁ」
鞠「…!!おてつだいするんだぞ!おれだってそれくらいできるんだからな!」
左「はいはい」
最初のコメントを投稿しよう!