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「か、加賀君!!殺すのはダメです!!」 私も必死です。 加賀君ならやりかねないと思ってしまうのです。 「って、コイツが言うから見逃した。でもな、コイツに対して言った事、やった事は全て俺に対しての挑戦状ととる。この机の事も陰口を叩く事も全部…な?」 ニヤリと笑う加賀君。 周りにいる生徒全員の顔がひきつっています。 「悪いけど俺は林檎みたいに甘くねぇよ?事実も知らねぇくせに、林檎を悪く言ったり手ぇだすようなら容赦なんかしねぇ…。俺は林檎にしか優しくしない。女だからって許してもらえると思うなよ?」 加賀君が廊下のある女子達を見た瞬間、その子達はわぁっ!っと泣き出した。 さっき、わざわざ聞こえるように会話をしていた子のようでした。 どうやら他のクラスの子です。
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