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「七瀬、林檎は体調不良で早退な」 「あー…はいはい。まぁ、授業も全部終わった事だし、あんたのおかげで事は収まったわけだから今日だけ大目にみるわ」 「有紀ちゃん!?」 「先生には私から言っとくから大丈夫よ」 笑顔で応える有紀ちゃん。 何だか加賀君と有紀ちゃんの間で話が進んでいます。 私は加賀君に抱っこされたまま教室を後にしました。 辺りは少しだけヒソヒソと話声が聞こえています。 皆に見られるのは少し恥ずかしいです。 でも…さっきの加賀君はとってもカッコよかったのです。
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